バッドエンド

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今年の目標として、「沢山本を読む」ことを掲げており、最近は図書館を訪れることも多くなりました。

私は大抵本を読んだ後に「読書メーター」という本の食べログのようなサイトで他の読者の感想を読むのですが、私が面白いと思った本は「読後感が悪い」「ふわっとしていて釈然としない」「暗くて最後まで読み切れなかった」というようなあまり良くない反応をされていることが多いです。

確かに「鬼滅の刃」や「ハリーポッター」「アンパンマン」のような人気のある作品というのは、物語の結末までを一言で表現するなら「勧善懲悪」の話なので、読者としてもわかりやすい上に「最後には救いがあるんだ」という気持ちでいられるので、読んでいて精神的な負荷をあまり受けずに物語の世界に入り込むことができると思います。

小さい頃に聞いた昔話にも「桃太郎」や「白雪姫」「シンデレラ」のように最後には幸せが待っている綺麗な結末のものが何となく多い気がしています。
確かにフィクションの世界なので、幸せに終わるに越したことはないのかもしれませんが、偏屈な私には万事解決・ハッピーエンドの物語はどこか「都合が良すぎる」と思ってしまうことが多々あります。
もちろんハッピーエンドで好きな小説もあります。

ですが、読後感の悪い小説に出会うと、「現実ってこんなものだよね」と胸にスっと入ってくるような感覚になりますし、ハッピーエンドで終わる物語が比較的多く感じるからこそ、いい意味で裏切られた気分になり、嬉しくなります。
また、オチが無く、多々疑問が残るような話も(筆者が伝えたいことは私にはミリも理解出来ていないとは思いますが)、その主人公の人生の一部が切り取られて本になったリアルさが感じられて私は好きです。

「フィクションなんだからリアリティを求めるのは違う」という意見もあるとは思いますが、私は「微妙な終わり方」をする物語の方が、「現実は上手くいかないものだ」「この主人公の人生よりはまだマシかもしれない」と自分の人生を受け入れることが出来るので、共感できます。