ITの行方

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少し前の話題になりますが、
土星探査機「カッシーニ」が20年間の使命を終える今年、
土星に突入して最後を迎えるそうですね。

 

1997年に打ち上げられてから、
2004年に土星軌道に乗り土星観測を始め今も続けています。
2017年4月26日には土星と環の間を人類の探査機で初めて通過、
その写真も公開されています。
そして2017年9月15日に土星に突入させ役目を終える予定だそうです。

 

宇宙好きの私にとっては、すごく心をくすぐられる話でして、
今後どんな写真が送られてくるのか楽しみです。

 

そもそも、ミッションが開始されて対象の土星にたどり着くまでに7年かかっていることだけで、宇宙のスケールの大きさに驚きます(この時点で私のスケールが小さいのかも)。

 

ただ今回宇宙の話をしたいわけではなく、タイトルにあるように「ITの行方」について語りたいのです。

 

皆さんは「2001年宇宙の旅」という映画をご存知でしょうか。
これは木星探査に行く話なのですが、そこにHAL9000というAIが登場します。

 

HAL9000は木星探査の宇宙船ディスカバリー号に乗員と協力する命令と、
乗員には内密に別の探査をするよう命令されており、
最後の方にはこの二つの命令に矛盾が生じ始めます。
矛盾により異常をきたし始めたHAL9000は、自分を自動停止させようとする乗員を排除しようとします。

 

物語はまだまだ続きますが、取り上げたいのはこの部分です。
AIがどんどん発展している今日、
何とも考えさせる話ではあります。
コンピューターにとって、停止とは何を意味するのか。
矛盾が生じた場合、AIはどのように対処するのか。それともできないのか。
人を傷つけてまで、命令を実行しようとするのか。
そもそもAIに善悪を教えられるのか。などなど。

 

最近の映画では、「エクス・マキナ」という映画もありましたね。

 

こうしてみると、AI絡みの物語は考えさせるものばかりだなと思います。
題材が題材だけに仕方がないのかもしれませんが。

 

今後もっと身近になるであろうAIが何を考え、
私たちにどんな益をもたらすのか。

 

楽しみでもあり、不安でもあります。