カテゴリ: 今月のヒヤリ
緊急事態宣言や新しい生活様式によりテレワークの割合が増え、WEB会議の需要も増しています。
対面での会議とは異なり移動や運用コストが削減出来るメリットがある反面、セキュリティリスクがどうしても伴ってきます。
そこで今回はWEB会議の代表的なセキュリティリスクと対策を取り上げます。
■セキュリティリスク
・情報漏洩
第三者が不正にWEB会議に入り、会話を盗聴したりサーバー上にある会議資料を不正にダウンロードされてしまいます。
・アカウントの乗っ取り
サービスの脆弱性を利用したり、不正なアカウントを使用してWEB会議が乗っ取られてしまいます。
・Zoombombing(ビデオ爆撃)
第三者が不正にWEB会議に入り、悪意のある画像や動画を共有されてしまいます。
■対策
WEB会議におけるセキュリティリスクは不正アクセスに起因するものが大半となるため、以下のような対策が効果的です。
・通信が暗号化されたサービスを利用する。
・IPアドレスや使用端末などを指定してアクセス制限をかける。
・会議室の入出設定(パスワードなど)を行う。
・使用端末のセキュリティソフトの更新を行う。
・録画ファイルや共有資料をWEB会議上で共有しない。(もしくはサーバに残さない)
・ID管理を行う。(社外や退職者が利用出来ないように使いまわさない)
改めて書き起こせば、普段から行っているセキュリティ対策と同じことが分かります。
リモート環境だからこそ気を緩めずに、細心の注意を払って利用していきましょう。