カテゴリ: 今月のヒヤリ
みなさんもネットでニュースを確認しているとき、このようなタイトルの記事を一度は
目にしたことがあるのではないでしょうか。主に有名人が第三者にとって不快であったり、
不愉快な気分になるような発言をした際に、当人のブログやSNSに大量の批判コメントが
発生して、いわゆる炎上状態になってしまいます。
こうした場合炎上してしまった当人はすぐに謝罪を行う、もしくは無視を決め込む、こ
の二つが大抵の流れとなっていますが、炎上の原因となった発言がSNSなどであった場合、
ここに「アカウントを乗っ取られた。」が追加されます。
そのほとんどが「法的措置の検討」で情報が止まってしまい、真偽が不明のままうやむや
となっているようですが。
ではこの「アカウントの乗っ取り」とは具体的にどういったもので、どういった手口で
乗っ取られるのでしょうか。また私たち一般人にも関係のある話なのでしょうか。
「アカウントの乗っ取り」を簡単に説明すると、自分のSNSなどのコミュニケー
ションサービスのアカウントIDやパスワードを知らぬ間に他人に使用されていることを指
します。その主な手口としては、一般的なもので言えば他サービスから流出したIDやパス
ワードを、そのまま使っていたことが原因であったり、最近では、SNSの連携アプリと称し
て使用者にIDとパスワードの入力を要求するなど、多岐にわたっています。数年前にも、
友人のアカウントが乗っ取られていることに気付かずに、頼まれるままプリペイドカード
を購入し、現金化の番号を教えてしまったというニュースが話題となったことを覚えてい
る人も多いでしょう。
そういった私たちの身近に潜む、この「アカウントの乗っ取り」を防ぐためにはどうす
ればよいのか。IDやパスワードの使い回しをせず、複雑化するといった初歩的なことがと
ても重要であり、またIDやパスワードを求められるようなサイトやアプリでは、特に気を
付けて危険性を確認することが大事となります。
しかしどれだけ注意していても、危険性が0%となる日はやってきません。ですので、い
ざ自分がそういった状況に陥ったとしても、冷静に対処できるよう、あらかじめサービス
のヘルプなどでセキュリティ対応を確認しておくことも重要となるはずです。