海外での邦人保護についてふと思ったこと

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はやいもので今年も残り2か月となりました。

 

年々月日が過ぎるのがはやくなっている気がします・・・

 

年末となると海外で過ごされるかたも大勢いらっしゃるかと思いますが、
国外での邦人の扱いについて、ふと考えたことがあります。

 

というのもシリアで拘束された安田さんの事件がきっかけでした。

 

「自己責任」論とか今回はそういったお話ではなく、
みなさんが海外旅行される際に必ず携帯しなければならない旅券 (パスポート) について、
そこに記載された文言について、事件をきっかけに思いだしたのです。

 

旅券には日本国外務大臣の名で下記の文言が記されています。

 

「日本国民である本旅券の所持人を通路
故障なく旅行させ、かつ、同人に必要な
保護扶助を与えられるよう、関係の
諸官に要請する。」

 

日本国外務大臣が渡航先の関係諸官に保護を求めていることに対し、
適切な保護ができないことは日本国政府でも渡航した個人でもなく、
第一に現地政府に責任があるのでは?と感じたのです。

 

それは例え内戦状態であろうが、反政府勢力が存在していようがです。

 

仮に日本国内で外国人が犯罪に巻き込まれる事態になった場合、
日本人であればそうした外国人に責任や申し訳なさを感じると思います。
日本国の威信に関わるとさえ思います。

 

日本国内であれば司法警察による捜査の対象となるでしょう。

 

シリアが混乱状態にあることを考えれば渡航自粛を考えなければいけないレベルの
状況であることは当然なのですが、
シリアが日本国外務大臣の要請に応えられていないという
そもそもの問題点を当たり前のように考慮に入れないのは、
前提として間違っているのではないか・・・

 

わたし自身、あまり考えたこともありませんが、
素朴で本質的な問題のような気がしてなりません。

 

みなさんはどのようにお考えになるでしょうか?