無敵超人ザンボット3

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いきなりですが、今日のブログは最近私が観たアニメの話を書きたいと思います。

アニメと言えば、最近はすっかり市民権を得て、アニメやゲームに詳しいとちょっとカッコ良いくらいの風潮がありますが、私が学生の頃はアニメを観ている=根暗で気持ち悪いと言う時代でもあり。
ひっそりとアニメ観賞をしていました。
そんな私の学生時代よりもっと前の時代1977年に放映されたアニメに、「無敵超人ザンボット3」と言うロボットアニメがあります。
制作は日本サンライズ。アニメに詳しくない方でも機動戦士ガンダムは知っているのではないでしょうか。
その機動戦士ガンダムを制作している会社「株式会社サンライズ」の前身にあたります。

最近観たアニメの話の割に古いと思われるかもしれませんが、実はまだ観たことがなかったので今回が初見になります。
ただ、タイトルと大雑把な内容は知っていました。有名ですからね。

トラウマアニメとして。。。

全23話構成で、あらすじは、地球滅亡を企む悪の組織ガイゾックと約150年前地球に辿りついたビアル星人の末裔である主人公神勝平(じん かっぺい)達。神ファミリーとの地球を守る戦いの話です。

っが!勧善懲悪の単純な悪の組織を倒してめでたしめでたしと言うストーリーではありません。

神ファミリーのザンボット3とガイゾックのメカ・ブーストの戦いの影響で話を追うごとに日本は焦土と化し、地球人はガイゾックよりも神ファミリーを忌み嫌い、迫害します。

お前たちが戦うからガイゾックが攻めてくる。
抵抗しなければ、殺される事もない。
お前たちのせいで、親も兄弟も殺され、住む家も失った。
お前たちのせいで、いつ殺されるかわからない恐怖の中逃げ惑う事になる。
早く地球から出て行け。

誰にも理解されないまま心も体もボロボロに傷つきながら必死に戦う神ファミリー。
それでも、徐々に理解してくれる地球人も出てきて、ほっとしたのもつかの間。

トラウマの第16話「人間爆弾の恐怖」第17話「星が輝く時」第18話「アキと勝平」と話が続きます。
毎回送り出したメカ・ブーストがザンボット3にやられてしまう、ガイゾックはとある恐怖の作戦に出ます。
それが人間の体に小型の強力な時限爆弾を仕込んで、一般生活を送っているところで、爆弾を埋め込んだ人間ごと爆発させてしまうという作戦。
「メカ・ブーストを作るより安くて効率的だ」、のセリフがより恐怖を感じます。
この3話だけで主人公の友達も次々に人間爆弾にされ死んでいきます。ガールフレンドの女の子も。

「ガイゾックに追い回され、最後には殺される。そんな人生なんの為に生まれてきたんだ」

主人公のセリフが胸を刺します。

その後も最終回に向かって次々死んでいく、親族や仲間たち。
今の時代なら放送禁止にされてもおかしくありませんが、この流れが機動戦士ガンダムなどの大人が観て面白いロボットアニメの基礎なっていくと考えると、色々な視点で観れるかもしれません。

大人にオススメのアニメです。