昨今、小学生の頃からプログラミングの授業がはじまるとか。
論理的思考を育てるためだそうだが、本当に小さいうちから論理的思考を育てる必要があるのだろうか?
論理的な考え方は必要ではあるが、if elseの単純な事だけではこの世の中は渡っては行けない。
イレギュラーや矛盾や理不尽なことが多くある。
そのような不測の事態を切り抜ける力こそ、今後は必要になっていくのではないだろうか。
今やAIが発達してきているので、論理的な事などAIに任せてしまえばいいのではないか。
それこそ機械が得意としていることなのだから。
機械が得意な事と競っても到底ひとに勝ち目はない。(脳には未知なる力が潜んでいるかもしれないが。)
人がするべきは、面白そうだからやってみよう、面倒だけど分かりやすくしよう、困っているから助けてあげよう、上手く行かないかもしれないけどチャレンジしてみようなど、一見、無駄と思われる事にでも取り掛かり、色々な事に対応できるようにする事ではないだろうか。
プログラムを書く高水準言語なども機械にしてみたら無駄なことだ。
マシン語で書いてある方がいいに決まってる。
ひとが理解できるために高水準言語が存在しているのにもかかわらず、わかりやすくするためにコメントまで記載する。
機械からしてみれば無駄なことだ。
だが、経済はひと対ひとで回っている、お客様は機械ではなく人なのだ。
論理的思考より感情的思考がもっと豊かになるような教育や、人の気持ちに訴えかけるにはどのような行動をとった方がよいのか、コミュニケーション力を付ける教育、発想の転換や創造力を伸ばす教育などの方が、今後は大切なのではないかと考えたりする。
何が正解かはわからないが、機械ではまだ出来そうもない事の教育の方が大事なのではないかと思う。
だだ、今のところ我々の業界では論理的思考は必須であり、何の論拠もない事を言っても相手にはしてもらえないので。あしからず。(汗)