先日実家を掃除していたところ、押し入れの奥から緑色のソノシートが出てきました。
ソノシートがどんなものかというと、プラスチックのような素材のペラペラな円盤で1960年代頃に流行し、雑誌の付録などにもよく付いていたそうです。(父親談)
使い方はレコードプレイヤーに乗せることで音楽が流れるというものですが、非常に薄く脆いため、すぐにダメになってしまうことも多かったのだとか。
今ではスマホで音楽を聴くのが当たり前になり、サブスクで無制限に曲を持ち歩ける時代です。
ソノシートは現代の感覚では「不便極まりないグッズ」かもしれませんが、当時の人々にとっては、音楽を気軽に持ち出せるだけでも画期的で、心が弾む存在だったのでしょう。
※携帯音楽プレーヤーの代名詞であるウォークマンが出てきたのは1979年。
昔の人たちが感じた小さな喜びや感動を知ると、今手にしている便利さも一層ありがたく思えますね。
古きをたずねて新しきを知る。
そんな温故知新の気持ちを大切にしていきたいものです。

