人工知能(Artificial Intelligence)においても最初は教育が必要になる。
どういう考えや回答が正しいのか。
それは、結局人が教える事となるので、正しい回答を人が教える必要がある。
ただ、歪んだ思想や悪意を持って教えこめば、悪い事が正しいと認識されてしまう。
マクロの視点から見ると、善悪は国々によって異なっており、
一方は侵略することが国家には有益、
また一方は侵略などは国際社会において孤立するので無益などの考え方などあるだろう。
ミクロの視点からだと各家庭の習慣やマナーといった細かいことになるだろうか。
国や地域、育った家庭環境で良い悪いは矛盾だらけである。
インターネットで世界が繋がっている中、AIは何を持って正しいと判断するのか。
専制主義、民主主義、共和主義の何を選択するのが最良であると判断するのであろうか。
自分が正しいと信じ込むAIも人間と同じように、争いごとを起こし、他のAIを攻撃するのだろうか。
または、AIが地球環境の事を考えたら人は悪と判断されないだろうか。
人は、判断に統計や確率などを利用する事もあるが、
ひらめきや直感といった曖昧なものを利用する事もある。
それが上手くハマって良い結果を出す事もある。
だが、そのような人に教えることも困難である微妙なニュアンスや感覚をAIに教える事ができるのであろうか。
すべて統計に基づいて判断を決めるAIと、アホなことをする人間。
どちらが進化するのだろうか。
シンギュラリティ(人工知能が人間の知能を超える瞬間)が来るとも言われているが、
まだまだ解明出来ていない人の脳を超えることができるのか。
未来はどんなAIになっていくのか、思いを馳せるのも面白いが、
人であれAIであれ核としては、大多数が正しいと信じる方向へ導く教育が必要なのだろう。